最終更新日:2023年02月22日
公益社団法人 日本表面真空学会
「摩擦の科学」研究部会
Division of "Science of Friction"
New Topics
設立趣旨
摩擦は、太古の昔から文明の形成・発展と結びつく重要な問題の1つです。摩擦は、地震から原子スケールまでさまざまなスケールの多様な舞台で起こる階層性をもつ現象であると同時に、スケールを越えた共通性、普遍性をもっています。近年の表面科学技術の発展によって、摩擦力・凝着力の発現機構が原子・分子レベルから説明できるようになってきました。また、省エネルギーの根幹には、常に摩擦によるエネルギー散逸が存在し、産業、ひいては環境問題に果たす摩擦の科学研究の役割も極めて大きいと考えられます。 この部会では、摩擦研究を通して関連する研究者・技術者の交流を深めることを目的としています。
研究部会組織
部会長 : 佐々木 成朗 (電気通信大学) 副部会長 : 三宅 晃司 (産業技術総合研究所) 山田 真爾 (花王株式会社) 新田 高洋 (岐阜大学) 幹事 : 三浦 浩治 (電気通信大学) 鈴木 勝 (電気通信大学) 松川 宏 (青山学院大学) 前田 京剛 (東京大学) 会員 : 伊藤 伸太郎(名古屋大学) (五十音順) 大槻 道夫(島根大学) 大花 継頼(産業技術総合研究所) 梶田 晴司(豊田中央研究所) 川勝 英樹(東京大学生産技術研究所) 高岡 毅(東北大学多元物質科学研究所) 中野 健(横浜国立大) 中野 美紀(産業技術総合研究所) 栃木 弘(コスモルブリカンツ株式会社) 二木 かおり(千葉大学) 乃木 哲郎(株式会社ユタカ技研) 波多野 恭弘(東京大学地震研究所) 日比 裕子(産業技術総合研究所) 藤田 博之 (東京都市大学) 若松 智之(アドヴィックス株式会社) 鷲津 仁志(兵庫県立大学)
活動報告
Annual Meeting of the Japan Society of Vacuum and Surface Science 2023 (JVSS2023) :2023年日本表面真空学会学術講演会において、研究部会セッションシンポジウム "Toward Multiscale Tribology Bridging Nano- and Macro-scale" を開催しました。
日時:2023年11月1日(水)14:00〜16:45 会場:名古屋国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 ≪依頼講演≫The law of friction depends on the scale 松川宏
青山学院大学
≪依頼講演≫Shear thinning of lubricant liquids in nanoscale confinement: comparison with macroscopic elastohydrodynamic contact 山田真爾
花王株式会社
≪依頼講演≫A new method for measuring adsorption and friction properties of additive polymer molecules by vertical-objective-type ellipsometric microscopy 福澤健二, Yuxi Song
名古屋大学
≪依頼講演≫Friction beyond scale at twisted graphene interface 佐々木成朗
電気通信大学
≪依頼講演≫Behavior of Physisorbed Molecules at Solid-liquid Interface 三宅晃司
産業技術総合研究所
International Tribology Conference Fukuoka 2023において、シンポジウム"Mesoscopic Tribology Bridging the Gap between Nano- and Macro-scale"を主催しました。
日時:2023年9月29日(金)10:20〜12:00 会場:福岡国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 Graphite Lubrication: Humidity-dependence and Structural Transformation of Highly Loaded Contacts Graphite and a Structural Transition *Martin Dienwiebel
Karlsruhe Institute of Technology KIT and Fraunhofer IWM, Germany
Scaling Law of Moie Contact and Friction at Twisted Graphene Interface *Naruo Sasaki
The University of Electro-Communications, Japan
Mesoscale Frictional Behavior on Electrochemically Corroded Hard Carbon-based Film: Roles of Surface Topography and Vapor Environment *Chen Xiao1,2), Bart Weber1,2), Steve Franklin1,3)
1)Advanced Research Center for Nanolithography, Netherlands,2)Van der Waals-Zeeman Institute, Institute of Physics, University of Amsterdam, Science Park 904, 1098XH, Amsterdam, Netherlands, 3)Department of Materials Science and Engineering, The University of Sheffield, Sheffield, S1 3JD, UK
Shear Thinning of Lubricant Liquids in Nanoscale Confinement: Comparison with Macroscopic Elastohydrodynamic Contacts *Shinji Yamada
Kao Corporation, Japan
Measurement of Adsorption and Friction Properties of Additive Molecules by Vertical-objective-type Ellipsometric Microscopy *Kenji Fukuzawa, Yuxi Song
Nagoya University, Japan
Towards a Continuum Description of Mineral oil Lubrication in Highly Pressurized Nanometer wide Constrictions: The Importance of Accurate Slip Laws Kerstin Falk1,2), Andrea Codrignani1), Daniele Savio3), Lars Pastewka4), *Michael Moseler1,2,4)
1)Fraunhofer IWM, Germany, ,2)Microtribology Center μTC, Germany, 3)Freudenberg Technology Innovation SE & Co.KG, Germany, 4)University of Freiburg, Germany
Friction Law of Micro, Meso and Macro Scales *Hiroshi Matsukawa
Aoyama Gakuin University, Japan
Effect of Physisorbed Molecules at Solid-liquid Interface on Nanoscale and Macroscale Frictional Properties *Koji Miyake
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Japan
Multi-scale Analysis of Ice-rubber Interface during Static and Dynamic Experiments *Anderson Dalavale Kaiser Pinto, Denis Mazuyer, Juliette Cayer-Barrioz
LTDS, Ecole Centrale de Lyon, CNRS UMR5513, France
Molecular Simulation of the Behavior of the Premelt Layer at the Ice-rubber Interface *TAKUMI SATO, Ikki Yasuda, Yusei Kobayashi, Noriyoshi Arai, Kenji Yasuoka
Keio University, Japan
電気通信大学にて 電気通信大学ナノトライボロジー研究センター第4回シンポジウムを共催しました。
日時:2023年3月8日 場所:電気通信大学 東5号館2階241教室
講演タイトル 講演者・所属 はじめに 佐々木 成朗
電気通信大学
招待講演 「摩擦力の回転により生じる仮想減衰について」 中野 健
横浜国立大学
研究紹介 「界面接触・摩擦のナノ力学: マルチスケールの理解を目指して」 佐々木 成朗
電気通信大学
招待講演 「表面力測定装置(SFA)を用いた液体超薄膜のトライボロジー研究」 山田 真爾
花王株式会社
研究紹介 「針状ガラス管先端を利用した超伝導センサの開発: 超伝導熱・磁気顕微鏡を目指して」 小久保 伸人
電気通信大学
ポスターセッション
招待講演 「スケールに依存する摩擦則」 松川 宏
青山学院大学
研究紹介 「配向性多孔質膜中4Heの超流動流」 谷口 淳子
電気通信大学
研究紹介 「ナノ滑り摩擦の温度依存性」 鈴木 勝、谷口 淳子
電気通信大学
おわりに 鈴木 勝
電気通信大学
電気通信大学にて 2022年度秋季オープンキャンパス企画 ナノトライボロジー研究センター 研究室紹介「摩擦研究が拓く未来のエネルギー科学」を共催しました。
日時:2022年11月20日 場所:電気通信大学 東4号館222号室
講演タイトル 講演者・所属 趣旨説明:センターについて 佐々木成朗
電気通信大学
鈴木研究室「水晶マイクロバランスを利用するナノ摩擦計測」 鈴木勝
電気通信大学
中村淳研究室「燃料電池に向けた新しい高性能酸素還元触媒の開発」 中村淳
電気通信大学
小久保研究室「針状ガラス管を利用したナノSQUIDセンサの開発:超伝導磁気顕微鏡を目指して」 小久保伸人
電気通信大学
谷口研究室「配向性多孔質膜中4Heの超流動応答」 谷口淳子
電気通信大学
佐々木研究室「省エネ・創エネに向けた摩擦・凝着システムの開発」 佐々木成朗
電気通信大学
5年間のセンターの活動をまとめて 佐々木成朗
電気通信大学
2021年日本表面真空学会学術講演会において、研究部会セッションシンポジウム「SDGsの実現に向けた摩擦観測と制御」を開催しました。
日時:2021年11月3日(水)9:00〜11:45 会場:オンライン開催 B会場(オリーブ)
講演タイトル 講演者・所属 SDGsの実現に向けた摩擦観測と制御 三宅晃司,真部研吾
国立研究開発法人産業技術総合研究所
マクロな静摩擦の異なる描像「動的固着モード」について 中野健
横浜国立大学
親水性材料表面への水吸着:「摩擦前」の化学的表面均一性 浦島周平1,2),内田琢1),本間芳和2),由井宏治1),2)
1)東京理科大学大学院理学研究科,2)東京理科大学ウォーターフロンティア研究センター
イオン液体の摩擦界面構造に着目した新たな潤滑システム構築への試み 川田将平1),丹治隼輔2),宮武正明2),佐々木信也2)
1)関西大学,2)東京理科大学
水溶性の両親媒性高分子を用いた超低摩擦界面の設計 山田真爾
花王株式会社
2020年日本表面真空学会学術講演会において、国際シンポジウム Japan-Germany International Symposium on "Friction beyond Scale, Materials, and Interfaces" を開催しました。
日時:2020年11月19日(木)17:00〜20:15 会場:オンライン開催
講演タイトル 講演者・所属 In-situ studies of the competitive adsorption of lubricant additives Martin Dienwiebel1,2),Eickworth Jennifer2),Wagner Jonas2),Daum Philipp2),Wilke Patrick3),Ruhle Thomas3)
1)Karlsruhe Institute of Technology KIT, Germany,2)Fraunhofer IWM, Microtribology Center μTC, Germany,3)BASF SE, Germany
Friction across the scale -From the atom to the earthquake. Hiroshi Matsukawa
Aoyama Gakuin Univ., Japan
Multiscale superlubricity using nanopillar Kouji Miura
Aichi Univ. Educ., Japan
Molecular mechanisms of lubrication Roland Bennewitz1),Krame rGunther1),Kim Chan2),Kim Kwang-Seop2)
1)INM - Leibniz Institute for New Materials, Germany,2)Korea Institute of Machinery & Materials (KIMM), Korea
Rheology Meets Tribology -Updated Stribeck curve for the Lubrication between Smooth Surfaces- Shinji Yamada
Kao Corp., Japan
2019年度日本表面真空学会学術講演会において、研究部会シンポジウム「微小エネルギーの観測と制御」を開催しました。
日時:2019年10月29日(火)9:00〜12:00 会場:つくば国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》エレクトレット薄膜を用いた静電誘導型MEMS振動発電 年吉洋1),橋口原2)
1)東大生産研,2)静岡大学
《依頼講演》Siナノワイヤを用いた微小熱電発電素子の高集積化にむけて 富田基裕1),織田海斗1),松川貴2),松木武雄1),2),渡邉孝信1)
1)早大理工,2)産総研
《依頼講演》探針と試料間で散逸する微小な力学エネルギーの周波数変調原子間力顕微鏡による測定 新井豊子
金大理工
《依頼講演》フレキシブル発電変換デバイスのための有機系熱電材料の探索 中村雅一
奈良先端大
《依頼講演》時間分解静電気力顕微鏡による局所電荷マイグレーションの観察 松本卓也
阪大院理
2018年日本表面真空学会学術講演会において、研究部会セッションシンポジウム「界面・表面摩擦計測の最前線」を開催しました。
日時:2018年11月21日(水)9:00〜12:00 会場:神戸国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》和周波発生分光法による摩擦界面のその場観察 三宅晃司1),渡部誠也2),佐々木信也3)
1)産総研,2)KTH,3)東理大
FM-AFM によるイオン液体ー水混合溶液の吸着構造の観察 川田将平,佐々木信也,宮武正明
東理大
《依頼講演》量子ビームを用いたメカノオペランド分析のトライボロジー応用 平山朋子
同志社大
《依頼講演》フォノンの閉じ込めによる超潤滑 三浦浩治
愛教大
《依頼講演》ミュオンスピン緩和法とダイナミクス 竹下聡史
高エネ研物構研
《依頼講演》低摩擦発現界面解析のための摩擦面のその場 X 線光電子分光解析装置 足立幸志,東野剛之,高桑雄二
東北大
電気通信大学にて電気通信大学ナノトライボロジー研究センター第二回シンポジウム 第三回電通大-理科大合同研究会「物性科学から工学へ」を共催しました。
日時:2018年3月7日 場所:電気通信大学 B棟2階201教室
講演タイトル 講演者・所属 はじめに 〜シンポジウム趣旨説明 佐々木成朗
電気通信大学
電通大ナノトライボロジーセンターに期待する事 佐々木信也
東京理科大学
熱電変換材料としてのカーボンナノチューブ 山本貴博
東京理科大学
液体潤滑剤の超薄膜構造と分子スケールの摩擦機構 山田真爾
花王株式会社
液体潤滑下での潤滑剤・添加剤分子の振る舞いについての新たな知見−和周波発生分光法を利用したその場観察から― 三宅晃司
産業技術総合研究所
遷移金属ダイカルコゲナイドのバレー分極とバレー緩和 小鍋 哲
東京理科大学
摩擦の物理の微視的理解を目指して-超伝導体磁束格子を利用したアプローチ 前田 京剛
東京大学
閉会の挨拶 鈴木勝
電気通信大学
電気通信大学にて電気通信大学ナノトライボロジー研究センター 第一回シンポジウム「表面・界面の科学と摩擦」を共催しました。
日時:2017年9月30日 場所:電気通信大学 東5号館2階241教室
講演タイトル 講演者・所属 はじめに 〜センター設立とシンポジウム趣旨説明 佐々木成朗
電通大院 基盤理工学専攻
真実接触点の摺動による変形動態のTEMその場観察 藤田博之, 佐藤隆昭
東京大学生産技術研究所
謎は残る。砂の摩擦と膨張 松川宏
青山学院大学 理工学部
From the phenomenology to the modeling of macroscopic Friction Hans-Georg Matuttis, Dominik Krengel
電通大院 知能機械工学専攻
ナノ構造体が示す摩擦・超潤滑・凝着 〜 理論と実験の協働 佐々木成朗
電通大院 基盤理工学専攻
陽電子回折による表面ナノ構造決定 深谷有喜
原子力機構
カラーAFM像に見られる緩和の影響について 辺心橋1),西澤英伸1),D. Damiron1),P.Allain1),小林大1),佐々木成朗2),川勝英樹1)
1)東大生研マイクロナノ学際研究センター(CIRMM),2)電気通信大学
水晶マイクロバランスを利用したナノすべり摩擦のエネルギー散逸像の観察 棚原翔平1),鈴木達朗1),谷口淳子1),鈴木勝1),佐々木成朗1),石川誠2),三浦浩治2)
1)電通大院 基盤理工学専攻,2)愛教大物理
ポスターセッション ファンデルワールスヘテロ構造におけるスライド可能な原子層 小林佑1),谷口尚2),渡邊賢司2),真庭豊1),宮田耕充1)
1)首都大院理工,2)物質・材料研究機構
表面ナノ構造のフォノン超潤滑 三浦浩治
愛知教育大学 物理学教室
グラフェン界面の水のダイナミクス 赤石暁1),2),中村淳1),2)
1)電気通信大学,2)JST-CREST
メソズコピック超伝導チャネルに閉じ込めた渦糸ダイナミクス 小久保伸人1),R. Besseling2), P. H. Kes3)
1)電気通信大学,2)エジンバラ大学,3)ライデン大学
おわりに 鈴木勝
電通大院 基盤理工学専攻
第37回表面科学学術講演会において、研究部会セッション「さまざまな界面の摩擦・凝着制御の最前線」を開催しました。
日時:2017年8月19日(水)9:00〜12:00 会場:横浜私立大学金沢八景キャンパス
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》グラフェン・カーボンナノチューブの引き剥がし 三浦浩治
愛知教育大
《依頼講演》ファンデルワールスヘテロ構造におけるスライド可能な原子層 小林佑1),谷口尚2),渡邊賢司2),真庭豊1),◯宮田耕充1)
1)首都大,2)物財機構
《依頼講演》異種高分子間の界面構造とその接着性 扇澤敏明
東工大《依頼講演》非共有結合と共有結合を利用した材料間の接着制御 ◯高島義徳1),山口浩靖1),原田明1),2)
1)阪大院理,2)ImPACT
《依頼講演》分子界面の力学とその応用 ◯板倉明子1),矢ヶ部太郎1),砂山博文2),竹内俊文3)
1)NIMS,2)安田女子大,3)神戸大
電気通信大学にて電気通信大学ナノトライボロジー研究センター開設シンポジウム 電通大-理科大合同研究会「ナノ構造が拓く新奇な物性物理学 〜 広がるナノトライボロジーの世界」を共催しました。
日時:2017年3月8日 場所:電気通信大学 B棟2階201教室
講演タイトル 講演者・所属 Opening Address Takashi Fukuda
University of Electro-Communications, Japan
Introductory talk Naruo Sasaki
University of Electro-Communications, Japan
Nanotribology in MEMS and NEMS Devices Robert W. Carpick
University of Pennsylvania, USA
Real-time TEM observation of single nano-asperity Hiroyuki Fujita
IIS, University of Tokyo, Japan
Tribo-architecture: creation of the new functions for improving tribological properties Shinya Sasaki
Tokyo University of Science, Japan
Closing Address Wataru Mitsuhashi
University of Electro-Communications, Japan
カーボンナノチューブに内包された水の相転移の計測 本間芳和
東理大院理
ナノカーボン材料表面の水と摩擦のシミュレーション研究 山本貴博
東理大院工
トポロジカル金属における表面プラズモンポラリトン 小鍋哲
東理大院工
ポスターセッションT 重希土類とニトロキシドラジカルからなる単分子磁石 石田尚行
電通大院 基盤理工
小さな超伝導体に閉じ込めた渦糸状態 小久保伸人
電通大院 基盤理工
ポスターセッションU
第36回表面科学学術講演会において、研究部会セッション「粘弾性と摩擦」を開催しました。
日時:2016年11月30日(水)15:30〜18:45 会場:名古屋国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》凝着のあるソフトマテリアルのナノコンタクト摩擦 ◯中嶋健1),2),伊藤万喜子2),藤波想3)
1)東工大,2)東北大,3)理研
《依頼講演》ソフトマテリアルの摩擦界面を“みる” 新田高洋
岐阜大《依頼講演》含水生物の電顕観察 〜ナノスーツ法の可能性 平井悠司
千歳科学技術大《依頼講演》粗視化モデルを用いた高分子鎖の表面界面におけるダイナミクス解析 森田裕史
産総研機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター《依頼講演》粘弾性体のすべり摩擦と破壊 山口哲生
九大院工《依頼講演》物理吸着分子を利用したナノとマクロでの粘性を考慮した摩擦特性評価 三宅晃司
産総研
電気通信大学にて「摩擦の科学」研究部会役員会および研究会を開催しました。
日時:2016年6月29日 場所:電気通信大学 東1号館3階306号室
講演タイトル 講演者・所属 フォノンエンジニアリングに関する最近の発展 野村政宏
東京大
第86回表面科学研究会において、研究部会セッション「ナノトライボロジー:現在と未来」を共催しました。
日時:2016年1月22日 場所:東京大学理学部 化学館5階講堂
講演タイトル 講演者・所属 マイクロ・ナノトライボロジーの研究動向 三宅晃司
産業技術総合研究所超潤滑・剥離・接着の科学 三浦浩治
愛知教育大学固体表面間における液体超薄膜の構造と摩擦・潤滑特性 山田真爾
花王株式会社固液界面におけるイオン環境の構造とダイナミクス 鷲津仁志
兵庫県立大学ナノ厚さ液体膜のトライボロジー計測 福澤健二
名古屋大学ナノスケール滑りのダイナミクス 鈴木勝
電気通信大学原子スケール摩擦を用いた原子種の同定 川勝英樹
東京大学表面・界面摩擦をナノスケールで見て制御する〜理論と実験の協働から 佐々木成朗
電気通信大学
第35回表面科学学術講演会において、研究部会セッション「熱と摩擦」を開催しました。
日時:2015年12月1日(水)15:30〜18:15 会場:つくば国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》グラフェンおよびグラフェンナノリボンのバリスティックフォノン熱伝導 中村淳
電通大院先進理工,JST-CREST《依頼講演》ナノスケールにおける熱伝導 塩見淳一郎
東大《依頼講演》低次元ナノ構造の伝熱と熱電物性 山本貴博
東理大《依頼講演》熱フォノニクスに基づいた熱伝導制御 野村政宏
東大生産研,東大ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構《依頼講演》MoS2(0001)表面でのエネルギー散逸 三浦浩治
愛知教育大
電気通信大学にて「摩擦の科学」研究部会役員会および研究会を開催しました。
日時:2015年6月26日15:00〜17:30 場所:電気通信大学 東1号館3階306号室
講演タイトル 講演者・所属 カーボンナノチューブのフォノン物性シミュレーション 山本貴博
東京理科大
第34回表面科学会学術講演会において、研究部会セッション「エネルギー散逸と摩擦の制御」を主催しました。
日時:2014年11月7日(木)13:00〜14:45 会場:くにびきメッセ(島根県産業交流会館)
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》単一ナノ接合の生成とせん断破壊のその場観測およびエネルギー散逸計測 藤田博之
東大生研《依頼講演》ナノ厚さ液体潤滑膜の摩擦特性 ◯福澤健二1),伊藤伸太郎2),張賀東2)
1)名大院工,2)名大情報科学
《依頼講演》化学コントラストを有する原子間力顕微鏡の実現に向けて―カラーAFM― ◯川勝英樹1),小林大2),P. Allain1),D. Damiron2),宮崎雄太1),佐々木成朗2)
1)東大生研,2)電通大
《依頼講演》原子間力顕微鏡を用いた原子操作とエネルギー散逸 杉本宣昭
阪大《依頼講演》動的地震破壊過程におけるエネルギー消費量と空隙率の関係 鈴木岳人
青山学院大《依頼講演》トライボフォノン分光法による散逸エネルギーのフォノン分散曲線 石川誠
愛教大
電気通信大学 ナノトライボロジー研究ステーション(NaTRS)第1回ワークショップを共催しました。
日時:2014年9月29〜30日 場所:電気通信大学 東4号館2階241教室 (プログラム等の詳細)
電気通信大学にて「摩擦の科学」研究部会役員会および研究会を開催しました。
日時:2014年5月 場所:電気通信大学 東1号館3階306号室
講演タイトル 講演者・所属 グラフェンシートの第一原理物性シミュレーション 中村淳
電気通信大
シンポジウム「MEMSと実時間TEM観察によるナノメカニカル特性評価と応用展開」を共催しました。
日時:2014年1月21〜22日 場所:東京大学生産技術研究所コンベンションホール
プログラム 講演者・所属 高機能光マイクロシステム・センサを実現する低温接合技術 日暮栄治
東大先端研化学コントラストを有する原子間力顕微鏡の実現にむけて 川勝英樹
東大生研破断接合における金属単原子接点の形成 酒井明
京大院工破壊および変形過程のTEMその場観察 幾原雄一
東大院工リチウムイオンナノ電池の収差補正電子顕微鏡”その場”観察 高柳邦夫
東工大院理工New Views of Adhesion and Wear from In-Situ TEM Studies of Nanocontacts R.Carpick
Univ.PennsylvaniaPt単原子接点/単原子ワイヤーの機械特性 塩田忠
東工大院理工摩擦の科学 −ミクロからマクロへ− 松川宏
青学大理工
第33回表面科学会学術講演会において、研究部会セッション「摩擦制御への挑戦」「表面」を主催しました。
日時:2013年11月28日(木)13:00〜14:45 会場:つくば国際会議場
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》宇宙機器用潤滑油の潤滑性能に関する表面化学的見地からの検討 益子正文
東工大院《依頼講演》表面テクスチャリングによる摩擦制御技術 佐々木信也
東京理科大カシミール斥力で液中に浮揚している金粒子の浮揚距離と拡散係数 乾徳夫,後藤宏介
兵庫県立大《依頼講演》ソフトマター界面におけるイオンの流動 鷲津仁志
豊田中研,京大触媒・電池元素戦略ユニット《依頼講演》静摩擦を用いずに生じる擬似的なスティックスリップ 中野健
横浜国大親水性および疎水性表面におけるイオン液体の分子構造が摩擦特性に及ぼす影響 ◯渡辺誠也1),中野美紀2),三宅晃司2), 坪井涼1), 佐々木信也1)
1)東京理科大,2)産総研
《依頼講演》摩擦の制御に向けた評価技術 ○三宅晃司1),中野美紀1),渡辺誠也2),佐々木信也2)
1)産総研,2)東京理科大
《依頼講演》金属ナノ接点の力学特性 塩田忠
東工大
成蹊大学にて「摩擦の科学」研究部会役員会および研究会を開催しました。
日時:2013年5月25日13:00〜17:00 場所:成蹊大学14号館4階403号室
プログラム 講演者・所属 13:00〜14:00 役員会
14:30〜15:30 (講演) 「再生医療へ向けた組織形成のためのマイクロ流体技術」 松永行子
東大生産研,JSTさきがけ15:30〜16:30 (講演)「金属原子サイズ接点の力学特性」 塩田忠
東工大理工学研究所
表面科学会会誌上で「さまざまな系における接着・剥離の最前線」として特集されました。
掲載誌:表面科学 34巻 2013年2月号
タイトル 著者 《巻頭言》さまざまな系における接着・剥離の最前線 佐々木成朗 《研究紹介》摩擦法則におけるミクロ・マクロ対応 波多野恭弘 《研究紹介》粘着・摩擦における接触・剥離過程のメソスケールダイナミクス 山口哲生 《研究紹介》ナノ滑りの動摩擦力 鈴木勝, 井上大輔 《研究紹介》MEMS対向針を用いたナノスケール接触・分離試験のTEMその場観察 石田忠, 佐藤隆昭, 藤田博之 《研究紹介》グラフェンの接着・剥離 三浦浩治,石川誠,市川真也,佐々木成朗
研究会「摩擦、レオロジー、地震の新展開−異なる階層と舞台をつなぐ−」を主催しました。
日時:2012年11月6日(火)〜8日(木) 会場:京都大学基礎物理学研究所パナソニックホール
京都大学基礎研究所による紹介ページ
第32回表面科学会学術講演会において、研究部会セッション「さまざまな系における接着・剥離の最前線」を主催しました。
日時:2012年11月20日(火)13:30〜17:00 会場:東北大学さくらホール(片平キャンパス)
講演タイトル 講演者・所属 《依頼講演》摩擦法則におけるミクロ・マクロ対応 波多野恭弘
東大地震研
《依頼講演》表面成形したエラストマーの滑り運動中の摩擦界面その場観察:その場観察から得られた巨視的滑り運動についての知見 新田高洋
岐阜大工
《依頼講演》粘着・摩擦現象における接触・剥離のメソスケールダイナミクス 山口哲生
九学院工
《依頼講演》ナノ滑りのエネルギー散逸 鈴木 勝
電通大先進理工
《依頼講演》MEMS対向針を用いたナノスケール接触・分離試験のTEMその場観察 ◯石田忠1),2),佐藤隆昭2),藤田博之2)
1)東工大院総合理工,2)東大生研
《依頼講演》ナノ構造体の接着・剥離のトライボロジー ◯佐々木成朗1),三浦浩治2),藤田博之3)
1)成蹊大理工,2)愛教大物理,3)東大生産研
第31回表面科学会学術講演会において、研究部会セッション「低炭素社会の実現に向けた超低摩擦研究」を主催しました。
日時:2011年12月15日(木)13:00〜16:00 会場:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
講演タイトル 講演者・所属 《会誌賞》マクロ系の摩擦 -これまでとこれから-(30分) 松川 宏
青学大理工
《招待講演》カシミール効果を用いた量子浮揚(40分) ◯乾徳夫1),三浦浩治2),石川誠2)
1)兵県大工,2)愛教大物理
《招待講演》液体超薄膜を介した平滑表面間の固着と静摩擦の微視的機構(30分) ○山田真爾
花王
《招待講演》MEMSを用いたナノ摩擦試験のリアルタイム界面観察と特性評価(30分) 石田忠
東大生研
《招待講演》カーボンネットワーク界面の超潤滑・剥離のメカニズム(30分) ◯佐々木成朗1),板村賢明1),三浦浩治2)
1)成蹊大理工,2)愛教大物理
《招待講演》弾性体の滑り摩擦 -ミクロな滑りとマクロな摩擦-(30分) ◯大槻道夫,松川宏
青学大理工
International Tribology Conference Hiroshima 2011において、シンポジウム"Science of Friction: Towards Realization of Society with Carbon Minimum"を主催しました。
日時:2011年11月1日(木)8:45〜17:45 会場:広島国際会議場(広島県広島市)
講演タイトル・講演者・所属 Keynote Lecture: Stiction and Static Friction of Liquid Lubricants Confined between Molecularly Smooth Surfaces
S. Yamada (Kao Corporation, Japan)Impact-Sliding Wear of Sintered Steel: Effect of Lubrication
M. Messaadi, G. Bouvard. and P. Kapsa (Ecole Centrale de Lyon, France)Adhesive Properties of Suction Cup on Plate in Air and Water
M. Matsuda (Maesawa-Kyuso Co., Japan), R. Zhao, A. Hashimoto and K. Kato (Nihon University, Japan)In-Situ Observation of Shear Deformation of Gold Single Real Contact Point at the Nanoscale
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S. Ichinose (University of Shizuoka, Japan)
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電気通信大学大学院 基盤理工学専攻 教授
佐々木 成朗 naruo.sasaki@uec.ac.jp
[日本表面真空学会]